水を飲む
猫が水を飲むのを見ていると焦れてきます。
猫に液体を与えたことのある方はお分かりだと思いますが、猫の水分摂取は舌で舐めとる形式です。ごく少量ずつかつ時間もかかり舌も忙しそうで、なんて非効率的なんだろう、もっとごくごく飲めないものか、と思ってしまいます。
見ていると、ガタリなどは舌を水面に到達させるため、顎がほとんど水没しています。水を飲んだあとは必ず顎に水滴がついており、顔にお弁当ならぬ、顔に水筒つけている有様です。それに比べ、意外にも(失礼?)デリダは上手いこと顔を水につけずに舌だけ水面に入れて飲めています。顎を水没させるかどうかで上手い下手を評価して良いのかは分かりませんが、水の飲み方にも個体差があって興味深いです。同じ親から同時に生まれ、一緒に育った猫同士でもこんな些細な箇所にも差異がある。言わんや人間をや。