konEKoshotenの日記

古本屋に突然訪れた3匹の子猫 子猫と周りの人間との日常です

猫砂

我は河野書店とやらの草紙を商う家に飼われしガタリと申し候。他2匹の兄弟ラカンデリダと飼われしも、男は我のみにてそうらえば、皆を守らんと常に気を配りしに、「飽きっぽい」などと悪評たてられるも悲しけれ。
さて我等を世話する娘1と申ししものの候。水、食物はもとより寝床、おもちゃや遊びに至るまで守乳母として我らに供するが(我ら未だ幼きによって、おもちゃや抱っこ、遊ぶことなど大事なり)、近頃、とみに溜息が多くなりて「ウザい」なり。その上は、我が雪隠を使いしたびに溜息をつき候。我ら親なくも雪隠では砂を掘りにほりまくること第一と学ばずして知る。ラカンなどは時に(遊びの最中などは)ズルをして掘る埋めるを省略せしことあれども、我は掘り埋めしことに秀でてあればいついかなる時もあらん限りの力で掘り埋めて候。されども、娘1にはこの掘りに掘るの大事をしらで、砂の飛び散るをもって悪となす。
また、我ら小さくコロコロ転がるものありしかば、全力で遊びに誘う。我等の雪隠に使われし砂、まことにコロコロ具合良ければ、遊びしもまた理なり。これをもって、娘1の申すは雪隠より遠く離れた部屋の隅まで砂が散らかること具合悪しと。
我らも守乳母をいたわれども(喉を撫でさせてやり、ごろごろ喉を鳴らしてやる)、守乳母も少しは我等が大事を邪魔せず気持ちよく雪隠を仕えるよう工夫すべきかとここに申し伝えたく、参上仕り候。